「危険運転致死傷罪」が施行された。
危険な運転による人身事故を
特に重く処罰するものである。
飲酒運転事故の被害者・遺族の声が、
この法律の成立の背景にはあった。
「自動車運転過失致死傷罪」が施行された。
自動車運転中の過失による人身事故を
特に重く処罰するものである。
これもまた、飲酒運転事故の被害者・遺族の
呼びかけが結実したものであった。
飲酒運転事故をめぐるそれを始めとして、
「厳罰化」という社会の動きは止まらない。
この背後には、常に被害者・遺族の声があり、
それに同調する国民の声がある。
しかし、立ち止まって考えてみて欲しい。
厳罰化は、本当に正しいことといえるのか。